作品紹介
オーメン/THE OMEN
1976年 アメリカ
時間:111分
ジャンル:クラシック、ホラー、ミステリー&サスペンス Rotten Tomatoesより
監督:リチャード・ドナー
ロバート・ソーン:グレゴリー・ペック
ダミアン:ハーヴェイ・スペンサー・スティーヴンス
キャサリン・ソーン:リー・レミック
あらすじ
6月6日6時。妻が死産した駐英大使は、同じ日に生まれた孤児を引き取りダミアンと名付け育てる。ダミアンの周辺では不吉な殺人事件が多発、事件を追う大使はエクソシストであるブーゲンハーゲンから、ダミアンこそが地上に復活した悪魔の子であることを知らされる……。
作品資料より
日本と世界の評価
評価
Yahoo!映画:3.88 評価416件 2019/3/24
IMDb:7.6(評価5換算:3.80) 評価96560件 2019/3/24
Rotten Tomatoes 2019/3/24
TOMATOMETER:86% 評価43件
AUDIENCE SCORE:80% Average Rating:3.5 評価125813件
Metascore:62
Yahoo!映画とIMDbとRotten Tomatoes:AUDIENCE SCORE
単純平均評価:3.72
評価まとめ
良い評価:今見ても怖い、当時を思い出す、音楽が良い、今の映画には無い怖さ、
悪い評価:怖くない、昔のホラー、退屈な展開
評価高いですね。IMDbでは8以上の評価で50%以上、10の評価が10%。逆に1、2、3の評価を足しても2%いきません。絶賛という事でしょうか。
感想
今回の映画はオーメンです。1976年という事で40年以上前の作品ですが、評価が軒並み高いです。私自身今回が初見ですが、名前自体は聞いたことがありますし皆さんも聞いたことぐらいはあるのではないでしょうか。
古い映画と新しい映画どちらが好きかと聞かれれば新しい映画です。
なぜなら新しい映画の方が技術が明らかに高いからです。特に感受性の低い私にはしっかりと伝えてくる強調してくる今の手法の方が分かりやすくて自分には良いです。たまに鬱陶しく感じることこともありますが、抽象的にして逃げているように感じる作品より好きです。
では昔の作品は見ないかと問われれば見ると答えます。
見えるという映画の利点であると同時に欠点を補う工夫が見れたり、人としての情熱やパワーみたいなものが明らかに今よりあったり、単純に昔は在って今ないものとか時代を感じることが出来たり、と昔の映画は昔の映画で楽しめたりするので見ます。
オーメンはどうかというと正直なぜここまで評価が高いのかが分かりませんでした。
ダミアンという名前も知っていましたし、これだけ有名な役名なのでこの映画のポイントはこのダミアンをどれだけ怖く見せるか、不気味に見せるかという事なのだろうと構えて見てたのですが、全くそういう工夫は見れませんでした。
ダミアンを悪魔の子とするには映画内でのダミアンの活躍はあまりにも乏しく、クローズアップが足りないと思います。
全てはただの事故で悪魔とは何の関係もなく正気を失った夫妻という見方もできると監督が言っているそうですが、本当でしょうか。その可能性を残すにはあまりに乳母も神父も記者も活躍しすぎです。逆にダミアンはおとなしすぎて悪魔の子には見えません。落ち着きのない癇癪を時々起こす普通の子にしか見えません。
おそらく少しづつ追い詰められていく恐怖みたいなものを表現したかったと思うのでしょうが、努力が足りないし、観客に委ねすぎているように感じました。
これだけ評価が高いのだから、お前の感受性の問題だ、生意気言うなと言われればそうです。ちなみにオーメンとは前兆、兆しという意味です。つまり前兆では私の感受性には届かなかったという事でしょうか。
-0.5点で3.22点とします
評価 3.22点