32型シアター

32型のテレビで見た映画とその周辺のブログです。

ガンズ&ゴールド/SON OF A GUN

 

 

 

 

作品紹介


ガンズ&ゴールド [DVD]

 ガンズ&ゴールド/SON OF A GUN
 2014年 オーストラリア
 時間:108分
 ジャンル:ドラマ Rotten Tomatoesより


 監督:ジュリアス・エイヴァリー
 ブレンダン・リンチ:ユアン・マクレガー
 JR:ブレントン・スウェイツ
 ターシャ:アリシア・ヴィキャンデル

 

あらすじ

伝説の強盗犯ブレンダン(ユアン・マクレガー)に刑務所で出会った青年JR(ブレントン・スウェイツ)は、ブレンダンに裏社会で生き抜くための方法を伝授される。出所したJRの手を借りて脱獄したブレンダンは、JRらと一緒に金鉱の製錬所から金塊を奪い取ることに成功。しかし、組織のボスはブレンダンらを裏切ろうとしていた。

                             シネマトゥデイ

日本と世界の評価

評価

 Yahoo!映画:3.11 評価136件   2019/3/25
 IMDb6.5(評価5換算:3.29) 評価23878件 2019/3/25
 Rotten Tomatoes 2019/3/25
  TOMATOMETER:62% 評価66件
  AUDIENCE SCORE:63% Average Rating:3.7 評価6341件
 Metascore:49  

 Yahoo!映画とIMDbとRotten Tomatoes:AUDIENCE SCORE

 単純平均評価:3.37

評価まとめ

 良い評価:ユアンマクレガーが良かった、分かりやすく面白い、

 悪い評価:ありがちな展開、ラブストーリーが邪魔

普通の評価が多かったですね。見終わった後評価が浮かんだけれど予想通りでした。IMDbの評価では9と10が合わせて7.7%で1と2が1.7%でした。割とこの2つはどんな映画でも代わり者どうしあまり差がつかないのですが、今回は結構つきました。普通が多いのに面白くない評価というが少ない結果でした。

感想

オーストラリアの映画。舞台もオーストラリアです。パースにある刑務所に収監されるJR。名前JRか。欧米では違和感ないけど日本では電車の会社ですからね。


まあそれは良いとしてオーストラリアの刑務所も悪そうですね。アメリカと比べ白人比率が多いみたいですね。本当にこんなに悪いのでしょうか。


刑務所が出てくる映画好きですね。好きというか色々考えさせられます。
自分ならどうなるかとか色々考えてしまいます。特に今回JR収監からなので余計感情移入してしまいます。体に何も仕込んでいないか入念に検査されます。


刑務所に入る時は体一つで入るわけです。体一つで未知の世界に入っていくこの恐怖は想像を絶します。怖くないですか。
刑務所になんかどうせ入らないし想像もしないから怖くない。そういう声も分かります。


でもね、何があるか分からないのが人生だし、それに似たようなことがこの世にあると思いませんか。例えば仕事が無くなる、例えば持っている資格や免許が無くなるとか。
自分が今まで積み重ねてきたことだったり、人間関係だったり、それらが全て奪われて新しい環境でむき出しの自分が試されるときが来ると思ったら怖くないですか。


だから私にとって刑務所は現実社会の比喩であり縮図であり暗示なのです。
その時に贅肉ぶよぶよで刑務所に入るのか、鍛えられた肉体で入るのかで結果は変わってくると思いませんか。
なんてことを映画で刑務所のシーンがあるといつも考えてしまいます。


しかし刑務所に入ったJRに待ち受けている現実はもっと理不尽で残酷なものでした。
JRと同房の男はそんな残酷な刑務所の被害者であります。JRはそんな同房の男を助けたいと思う優しい男です。しかしその優しさが仇となり同房の男は自ら命を絶ってしまうのです。一連の出来事の中でJRの事を面白く思わない囚人が今度はJRを標的にします。そこでブレンダンに助けられJRはブレンダンの下で働くことになるのです。


刑務所という理不尽、残酷な世界では自分で考えられること、変えれることはもの凄く少ないのかもしれません。
最悪な道とあんまり良くない道が見えていると普通あんまり良くない道を選びます。それが正解であるかのように。
どちらも不正解の場合があるのに。


現実社会でも不愉快な立場に甘んじていることありませんか。
でもその立場を一度受け入れてしまうとあとは麻痺してきてその立場を受け入れてしまう。
それは囚人でも一般人でも変わらない。


いじめ、非行、ニート、セクハラ、パワハラ、DVも別に特別な事ではなくそこに入り込んでしまったら抜け出すことが困難な心理状況になっている。だから外から見えている部分と当事者には隔たりがあるのだと思う。
その目線を自分に向けてみると不愉快な立場に甘んじている都合の良い論理があるとしたらそれは自分の弱さなのか。


そこから金塊強奪と進んでいくのですが、それほど緊迫を感じません。
金塊強奪とか一発逆転物は好きなんですけどね。
一つに金塊強奪はブレンダンの物語なのでJR目線で感情移入してると他人事感や流されている部分を感じるからでしょうか。
またブレンダンが悪党と渡り合うには善人に見えすぎたり知的だったりするのもマイナスに感じます。それはユアンマクレガーが地で持っているものに合うのでしょうが。


悪党に翻弄されるJRという進め方をしたほうが最後に自分の物語を取り戻すというどんでん返しが効果的に見えるような気もします。
でも全体的には楽しめました。こういう映画は一般評価が低くなるのも疑問なので、+0.3点して3.67点とします。

                       評価  3.67点