作品紹介
ポセイドン・アドベンチャー/The Poseidon Adventure
1972年 アメリカ
時間:117分
ジャンル:アクション、アドベンチャー、ドラマ IMDbより
監督:ロナルド・ニーム
フランク・スコット:ジーン・ハックマン
マイク・ロゴ :アーネスト・ボーグナイン
ジェームズ・マーティン:レッド・バトンズ
あらすじ
大晦日の夜、パーティで賑わう豪華客船ポセイドン号を海底地震によって突然発生した大津波が襲った。一瞬の内に船は転覆。生き延びた人々は生存を賭けて、天地が逆転した船内からの脱出に挑む。
日本と世界の評価
評価
Yahoo!映画:4.23 評価579件 2019/7/28
IMDb:7.1(評価5換算:3.57) 評価37970件 2019/7/28
Rotten Tomatoes 2019/7/28
TOMATOMETER:79% 評価24件
AUDIENCE SCORE:75% Average Rating:3.77 評価47357件
Metascore:70
Yahoo!映画とIMDbとRotten Tomatoes:AUDIENCE SCORE
単純平均評価:3.86
評価まとめ
良い評価:名作、パニック映画最高峰、人間ドラマ、今見ても楽しめる
悪い評価:古臭い、今見ると、ありがち、ベタ
日本のほうが評価高いですね。Top 1000 Votersは0.1しか低くないので今見ても楽しめる要素があります。
感想
評価は高いですね。特に日本は4点越えなので大分高いです。昔、はやったのでしょうか。1972年作なので私でも生まれる前なので当時の様子は分かりません。
ウィキを見るとパニック映画というジャンルを確立した映画とあります。
また同年公開のゴッドファーザーとほとんど同じ興行収入を記録する大ヒットとあります。
後世への伝えられ方はゴッドファーザーには及びませんが当時は大ヒットしたんですね。
40年以上前の作品ですが面白かったです。なんだか見たことある筋だなと思っていたのですが2006年にリメイク版が出てたんですね。
それは見た記憶がありますしそれなりに面白かった記憶があります。がウィキを見ると最低リメイク賞ノミネートとあるのでそんなにリメイク版はヒットしなかったんですね。
主人公はジーンハックマンです。1972年なのにおっさんです。ジーンハックマンは私の中で常におっさん以上の年代です。1930年生まれなので当時で42歳か。50年代60年代の映画はさすがにあまり見ないのでしょうがないですね。
しかしこの映画おっさんばっかしです。女性陣は若い娘が多くそれなりに華やかなのですが、男は子役を除いてみんなおっさんです。
日本の映画、ドラマは若くなければ価値がないぐらい若い男ばっかし。アメリカの映画はちゃんとおっさんがかっこいい役をやり女性にもしっかりもてる。
成熟や重厚にちゃんと価値があり女性目線でもしっかりそれがかっこいい男として表現されている。アメリカは良いなと思ったんですが70年代は更にですね。
70年代映画を見ると現代アメリカ映画も若者が多いし、トム・クルーズみたいにおっさんなのに若かったりするので価値が変わってきてることが分かります。
日本も石原裕次郎なんか30代で立派なおっさんだったし同じ事なのかな。
日本の方がよりそんな流れに過剰適応しているのでしょうか。
リメイク版のCGは凄いことになっていて迫力のある映像になっていました。
72年版はというとCGは無く映像もしょぼいのですが、脚本がしっかりしているからかなかなか面白かったです。
緊迫感の出し方、出演者が急に怒鳴り合ったり無理やり波風立てていく感じとか今の表現と合わない所もあるけどそれでも2時間見れるのは皆で力を合わせることだったり、試練に立ち向かっていくことだったり、愛する人の存在だったり現代でも変わらない不変の事が描かれているからでしょう。
この脚本の筋をなぞっていくだけで表現が古くても緊迫感や人間ドラマは感じられるようにこの脚本はなっているように思います。
試練に向かって手を握り前に進んでいくそんな不変のドラマのように思いました。
ただ一つ老婦人が水面に潜る役を私は昔水泳選手だったと自分から買って出て潜水が終わった後に急に体調不良で亡くなるという急展開だけはどうしても納得いきませんでした。
3.5点以上完全お勧めというほど全世代向けでもないので-0.4点で3.46点とします。
評価 3.46点