32型シアター

32型のテレビで見た映画とその周辺のブログです。

英雄の証明/Coriolanus

 

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作品紹介

 英雄の証明/Coriolanus
 2011年 イギリス
 時間:123分
 ジャンル:ドラマ、スリラー、戦争 IMDbより 

 

 監督:レイフ・ファインズ
 コリオレイナスレイフ・ファインズ
 タラス・オーフィディアス:ジェラルド・バトラー
 ヴォラムニア :ヴァネッサ・レッドグレイヴ

あらすじ

ローマの英雄コリオレイナスレイフ・ファインズ)に、小国のリーダー、オーフィディアス(ジェラルド・バトラー)は何度も戦闘を挑んできたが、なかなか打ち勝つことができなかった。しかし、コリオレイナスが独裁を強め、市民は暴徒化。ローマを追われたコリオレイナスはある目的を秘め、宿敵オーフィディアスの前に姿を現わす。

                             シネマトゥデイ

日本と世界の評価

評価

 Yahoo!映画:3.33 評価90件   2019/9/8
 IMDb6.1(評価5換算:3.12) 評価29832件 2019/9/8
 Rotten Tomatoes 2019/9/8
  TOMATOMETER:92% 評価150件
  AUDIENCE SCORE:58% Average Rating:3.33 評価13602件
 Metascore:79  

 Yahoo!映画とIMDbとRotten Tomatoes:AUDIENCE SCORE

 単純平均評価:3.26

評価まとめ

 良い評価:重厚、上手く現代風に出来てる、演技力

 悪い評価:失敗作、違和感、無理がある、つまらない

評価は普通です。Top 1000 Votersは大分下がっているのですがMetascoreは79TOMATOMETERは92%と高め評論家は高めなのに映画好きは低めとちょっと珍しい感じになってます。

感想

シェイクスピアの悲劇「コリオレイナス」を基に作っているらしいです。
時代は現代にしてるので戦闘シーンは機関銃やロケットランチャーや戦車も出てきます。
シェイクスピアは読んだことが無いので比較は出来ないですがちょっと無理があるかなと思いました。
コリオレイナスとオーフィディアですが宿命のライバル見たいな描き方なのですが、まず現代戦で二人が対峙して拳銃捨ててナイフでタイマン。


なんか無理があるでしょ。オバマビンラディンがタイマンしてたらおかしいでしょ。
戦争物を現代に置き換えるのは一番難しいですね。しかもライバル関係を描くなんて無理です。
コリオレイナスが凱旋し出世?するのですがその傲慢さから国を追われてしまいます。ここら辺のストーリー展開も急すぎるし違和感があります。
なんかセリフもなんか古臭くなんか違和感があります。
でも見てるうちに何が違和感だか分からなくなってきます。セリフとか展開が違和感なんじゃなく現代設定が全ての違和感の元凶になっています。


なぜ現代設定にしたのか素直にシェイクスピアの時代設定で良かったんじゃないでしょうか。
新しい事への意欲がマイナスに働いてしまっています。
国を追われたコリオレイナスはオーフィディアのもとに行き今度は敵方としてローマと戦います。
その後母、妻、子供が敵地に現れ説得を試みます。
いちいち現代設定が足を引っ張ります。
しかも敵地に現れるとかなぜかそこだけ昔風。


説得により和平を結ぶことになります。家族の説得で戦争が回避されるなんて。
悲劇なんだか喜劇なんだかいろいろな設定が崩れて行ってるような。
和平を結びオーフィディアのもとに帰ってきたコリオレイナスはオーフィディアと仲間たちにナイフで刺されてしまいます。
最後まで違和感しか感じない終わり方でした。
古典を見るときは現代にも通じる普遍的なものを感じることが出来たりするのですが、この映画は現代では通じないことを明らかにしてしまったような作品になっています。
シェイクスピアの悲劇という事ですが、世界観がアホすぎて喜劇にすら感じてしまいます。
評価は3.26点ですがマイナス0.4点で2.86点とします。

 

                                                                              評価  2.86点