作品紹介
ミザリー/Misery
1990年 アメリカ
時間:108分
ジャンル:ドラマ、スリラー IMDbより
監督:ロブ・ライナー
ポール・シェルダン:ジェームズ・カーン
アニー・ウィルクス:キャシー・ベイツ
バスター保安官 :リチャード・ファーンズワース
あらすじ
雪山で事故に遭遇したベストセラー作家を助け出したNo.1ファン。身動きの取れない作家は彼女のロッジで看護を受けるが、次第に彼女の狂気が浮かび上がってくる。「恐怖のメロディ」に代表される、あぶないファン心理をついた作品の中では、主人公とファンの間に“作品”という媒体を通して、恐怖シーンを始めとしたストーリーを展開させてある所がポイント。
日本と世界の評価
評価
Yahoo!映画:4.39 評価1016件 2019/9/15
IMDb:7.8(評価5換算:3.94) 評価167154件 2019/9/15
Rotten Tomatoes 2019/9/15
TOMATOMETER:90% 評価67件
AUDIENCE SCORE:89% Average Rating:4.09 評価177690件
Metascore:75
Yahoo!映画とIMDbとRotten Tomatoes:AUDIENCE SCORE
単純平均評価:4.14
評価まとめ
良い評価:怖い、キャシー・ベイツが凄い、古いけど怖い
悪い評価:雑な作り、つまらない、原作の方が良い、
評価は高いですね。絶賛レベルです。IMDbは10段階評価で1から6で10.2%1から4で1.5%です。驚異的ですね。
感想
評価高いですね。キャシー・ベイツはこれでアカデミー主演女優賞を受賞とあります。大成功の映画ですね。
原作はスティーヴンキングの同名小説です。私も何年か前に小説を読みました。
怖くて面白くて良くできている小説だと思いました。スティーヴンキングの小説はこれだけしか読んだことありませんが面白かったです。
ミザリーシリーズの作者であるポールシェルダンは新作を書き上げた帰り道で自動車事故で重傷を負ってしまいます。そんな彼を助けたのがナンバーワンファンを自称するアニーウィルクスでした。自宅で看護しながらも徐々にその狂気の片鱗を見せてくるというストーリーです。
アメリカの監禁事件は映画でも小説でも実話でもだいたい犯人は白人男性ですね。女性犯人という発想は面白いですね。
アニーはミザリーシリーズの最新作の結末が納得いかないとポールに原稿を燃やさせます。
両足を複雑骨折して看護師のアニーに看護されるのですが、自力で歩けない中突然切れたりするアニーに監禁される恐怖。足を見ると紫色に変色していて早く治療しなきゃいけないんじゃないかと思わずにいられない所とか。
恐怖と絶望が伝わってくる映像は小説の再現率も高いのではないでしょうか。
でもポールは諦めません。車いすで動き回り部屋の鍵をヘアピンで開けて家の中を動き回ります。そしてある日包丁を布団に隠し持ち反撃を試みます。
しかし部屋を出ていたことがばれある夜、急に注射を打たれロープでベッドに縛り付けられ両足をハンマーで折られます。
怖いですね。アニーは言います。人形のペンギンの向きが違った。
見ながら恐怖と共に「でもそれ何日も前から向き違ってましたやん。」となんか不条理を感じツッコミを入れます。
がそもそも監禁自体が不条理なのでこのツッコミはまんまと映画の世界に引きずり込まれた証かもしれません。
1990年作と知っていて見たのですが、もっと古い映画じゃないかなと思いました。同じSキングのシャイニングと同じぐらい1980年ぐらいの映画のように見えました。
物語の進め方だったり伏線だったりがすごく古臭い感じです。
またポールの役も45歳と現代ではありえないぐらい歳をとっているように見えます。これでトム・クルーズやブラピより年下なんて。
そんなところも含めてなんか全体的に古い映画の印象を感じました。
だからもう少し頑張って欲しかったかな。
小説の方がアニーの顔色を窺っている様子や機嫌を取ったりと恐怖や緊張、ポールの変わっていく様子だったりが細かく描けていたかな。
でも原作がしっかりしているので古臭い作りでも怖さが伝わってきて面白かったです。
評価4.14点と高すぎだと思うので-0.4点で3.74点とします。
評価 3.74点